今回ご紹介するのは、関市小瀬にあります犬の保護施設
『出逢いの森』さん
です。
何となく、犬の保護施設らしいと存在を知りながらもどんなことをされているのか全く知らず…
それでも、今回のイベントでは猫だけではなく犬のことも含めた啓発であるので勇気を出してメールでコンタクトをとってみたところ、『是非ご協力させてください』とお返事をいただきました。
涙が出るほど嬉しかった。
勇気は出すものですね。
NPO法人HAPPY DOG TEAM が運営する
『出逢いの森』では岐阜保健所、関保健所に収容された里親の見つかりにくい犬を優先に保護、譲渡を主に行われています。
収容された犬たちは、犬のプロフェッショナルのもとでトレーニングなど必要なケアを受け、新たな里親さんのもとへ巣立ちます。
里親になりたい『人』に対しても説明会として、犬たちが保健所に収容された理由や殺処分の犬猫たちの数、収容から殺処分まで等々厳しい現状を話すことで理解と覚悟を持っていただく場を作られていました。
収容された犬たちの中には、高齢であったり、プロのドッグトレーナーの手においても性格が変えられないことで里親に渡せない状況になってしまう子が少なからず存在します。
そういう犬たちはどうなってしまうのか…
『出逢いの森』では、そんな犬たちは命を全うするまで見守るのです。
殺処分というかたちではなく、自然に命を全うするまで…
どんな施設でもきっと、犬猫の収容数には限りがあります。
保健所は、その収容数を越えてしまったときに殺処分になっていきます。
『出逢いの森』で収容数がオーバーした場合は、預りさんという方のところに犬たちは預けられ、家族のように過ごしながら里親さんと出逢えるまでの日々を過ごします。
その『預りさん』には、条件はありますが里親になることと同様、申し込みをすることが出来ます。
素晴らしい施設ではないですか?
どの子の命も決して蔑ろにせず、愛情いっぱいの中で見守られ新たな幸せを見付けたり命を全うできる…
保護施設として、とても理想だと感じました。
理想を現実に出来る、この施設のオーナーさんやNPO法人HAPPY DOG TEAM代表の田口さんご夫妻の暖かさと行動力、職員さんやボランティアさん全てが気持ちをひとつにしている『出逢いの森』の活動をもっともっと広く知っていただきたい…
そう思いました。
岐阜県の中には幾つかの保健所がありますが、岐阜保健所は県の管轄でない唯一の独立した保健所なのだそうです。
私、知りませんでした…
岐阜保健所では、現在殺処分機を使った殺処分はゼロを保っています。
※殺処分の数字としてはゼロではありませんが、収容時点で亡くなっていることでカウントされてしまっています。
『出逢いの森』に、この岐阜保健所で最後の殺処分をした犬の写真や絵が飾ってあります。
二度と殺処分はしないという誓いを胸に刻み、『出逢いの森』では犬たちに寄り添い犬たちの目線で最善の道を模索され続けています。
譲渡会では犬たちに極力負担がかからないように気遣いがされています。
犬たちの幸せのために、人が力を尽くす。
猫たちにも、こんな施設があれば良いと心から思いました。
というわけで私は十何年ぶりに宝くじを買ったわけです(笑)
悲しい現実ですが、先だつものがないと行動は起こせません…
自らも犬猫保護ボランティアの経験があるというNPO法人HAPPY DOG TEAM代表田口さんは個人ボランティアが疲弊していくことを実感し、危惧し、今後無くしていきたいと望んでいらっしゃいました。
民間の力だけでは限界もあります。
行政に頼るばかりではいけないと思いますが、やはり行政の力も必要と感じます。
そして一人一人の意識も力になると思っています。
動物が好きな人ばかりではないと思いますが、一人でも多く、動物たちのために力をくださると何か変わってくるものがあるのではないかと信じたい…
今も無くならない殺処分の現状、苦しみながら命絶たれる犬猫たちの叫びを人間は聞かなければいけないと感じます。
出逢いの森
https://deaimori.com/
NPO法人 HAPPY DOG TEAM
https://www.happydogteam.com/
☆田口流犬塾
☆おさんぽ会
など人と犬を結ぶ活動もあります
ちなみに、宝くじ当選結果はがっかりするのが怖くてまだ見ていません(笑)
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