今回はりんごねこのことを。
猫にはウィルス性の病気が幾つかあり、その中でも野良猫たちが多く感染している病気があります。
★猫後天性免疫不全症候群(FIV)★
猫免疫不全ウイルスにより引き起こされる、いわゆる猫エイズ。
この猫エイズウイルスに感染している猫のことを
【りんごねこ】🍎🐱
と呼びます。
そう名付けたのは、ネコリパブリックさん。
なぜ、りんごなのか??
人間の、エイズに苦しむ人々への理解を示すためのシンボルとしてレッドリボン運動というものがあります。
そのレッドリボンの『赤』をキーワードに連想する『りんご』。丸いフォルムが猫の丸みにも重なりますね♪
ウイルスを持った猫というのは敬遠されがちで中々譲渡が進まないため、病気への偏見をなくし理解と親近感を持っていただくために
【りんごねこ】と名付け
譲渡を進める活動をされているのです。
現在、ネコリパブリックの【りんごねこ】さんは大阪心斎橋店に大集合して暮らしています✨
☆猫エイズという病気については最後に記します。目を通していただけましたら幸いです☆
今回、チャリティ収益の一部をネコリパブリックさんにもご寄付出来たらと、先日コンタクトを取らせていただきました。
何か必要なものがあれば、とご連絡をしてみたところ、大阪で暮らす【りんごねこ】の『ザク』が口内炎のためにフードが食べられず、唯一口に出来る「ちゅーる(総合栄養食)」が大量に必要とのことでした。
数年前に私がネコリパ岐阜店にお手伝いに行っていた頃、まだ【りんごねこ】は岐阜にもいて、他の猫たちとは隔離された部屋に住んでいました。
その時に『ザク』はいたのです。
懐かしい名前と、頑張ってくれている嬉しさ。
でもご飯が食べられないということは腎臓にも負担がかかり、猫にとってはかなり厳しい状況であると判断し、ネコリパブリックさんへのご寄付を『ザク』への「ちゅーる」として贈らせていただきました。
※全てのご寄付に関しては改めてご報告させていただきます
《総合栄養食》とは、猫の健康を維持できる〔ご飯〕として認められるもので、毎日のフード選びにも必ず総合栄養食と記載があるものを与えます。
ちゅーるは一般的にはおやつとして与えるものですが、(総合栄養食)としてのちゅーるもあるのです。
他にエナジーちゅーる、乳酸菌入りちゅーる、下部尿路配慮ちゅーる、毛玉配慮ちゅーる等々ちゅーるには多様な種類が現在はあり、猫の体調に合わせて使い分けることができます。
そもそもちゅーるとは?
ささみやまぐろがペースト状になっている舐めさせるおやつです(^^)猫には大人気。最近は犬用のちゅーるも出たようですね♪
今回贈らせてもらったちゅーるで一体何日持つのか…すぐに無くなってしまうかもしれませんが、皆さまからのお気持ちによりわずかでもネコリパブリックさんのお力になれたことに感謝します。
皆さま、本当にありがとうございました🍀
ネコリパブリックさんからお写真をいただいたので載せたいと思います。岐阜にいた当時、『ザク』と一緒にいた『オレオ』も写真に写っています😊
『ザク』が一日でも長く頑張ってくれるように願うばかりです。
そして【りんごねこ】のみんながしあわせなお家を見つけて今より更に愛情と信頼の中で暮らせるよう心から願います。
もう1つ、野良猫たちが多く感染している病気があります。
★猫白血病ウイルス感染症(FeLV)★
この病気のウイルスに感染した猫にも何か名前があると良いのになぁ、と思う今日この頃です。
⚠️以下
*私の知識のなかで簡単にまとめますが、違う見解や間違った知識もあるかもしれませんので正しい知識や認識を得たい方はネットでの検索をお勧めいたします*
★猫免疫不全症候群 猫エイズ★
🍎感染経路
猫エイズウイルスキャリア猫との
◆喧嘩などによる噛み傷の血液から
◆交尾による粘液から
◇母子感染
◇グルーミング
◇食器の共有
*感染力は弱い(空気感染なし)
*猫科の動物以外には感染しない
*ワクチンあり(100%予防の効果まではない)
*根本的な治療はなく、インターフェロンにより免疫力をあげる、又は各症状に対する対症療法など。
🍎感染後
①急性期
ウイルス感染初期。発熱、リンパ節肥大、貧血、下痢などの症状
↓
②無症候性キャリア期
無症状期。このまま数ヶ月~数年、中には発症しないまま天命を全うすることもある
↓
③持続性リンパ節肥大期
ウイルスが活動しだす、いわゆる発症と呼ばれるもの。全身のリンパ節が腫れる症状が現れる。
↓
④エイズ関連症候群期
免疫力が落ちてくる
↓
⑤後天性免疫不全症候群期
免疫力が完全になくなるため、様々な症状が出たり日和見感染などにより最終的に命を落とす
全てのりんごねこさんが、この症状を全て辿るわけではありません。
発症すれば辛いですが、それまでは健康な猫と変わらず元気です。ストレスなく清潔な暮らしをしていれば発症のリスクは減ると思います🍀猫エイズが原因より、健康な猫同様、他の疾患で命を落とすことも多いです。
病気のことをご理解のうえ、りんごねこさんを家族として迎えてくださる方が増えるととても嬉しく思います✨
参考
https://nyanpedia.com/post-1270/
12月1日 世界エイズデー
12月12日 世界りんご猫デー
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